トップメッセージ

環境・社会・企業統治の視点を高めて、グループ企業価値の向上に邁進します

2019年は、日清紡績株式会社(1907年創業)が、日清紡ホールディングス株式会社として持株会社制に移行してから丸10年となります。社会・市場・ステークホルダーの皆さまの変わらぬご支援に改めて感謝申し上げます。

この10年間に、取締役の定数削減、社外取締役の増員、任意機関の指名委員会・報酬委員会の設置、相談役・顧問制度の廃止、積極的なM&A展開、グループシナジーの追及など、攻めと守りのガバナンスの発揮に努めてまいりました。また、グローバルな事業運営と経営の透明性を一層向上させるため、グループ内の決算期を12月に変更・統一し、今年からは1月から12月までの会計期間となります。将来のIFRS(国際財務報告基準)への移行も視野に入れています。
グループの売上高、連結子会社数、従業員数は、この10年でいずれも2倍強となり、海外比率も各々過半を占めるに至りました。売上高の6割はM&Aにより新たにグループに加わったビジネスで構成されています。長期的な展望を熟慮した事業譲渡も行い、多様な事業展開の中でのシナジーを効果的に発揮していくための事業ポートフォリオの組み替えも進めてきました。

第四次産業革命が進む時代において、「グループ経営」「グローバル経営」をより深化させて、イノベーション、テクノロジー、マーケティング、ビジネスシステムを新時代にふさわしい視点で強化していきます。当社グループのコンピタンスを一層高め、「モノ」をベースにした「コト」、「サービス」、そして「ソリューション」の提案・提供によって、お客様・市場・社会に継続的に貢献していきます。

また今般、グループ企業理念を「挑戦と変革。地球と人びとの未来を創る。」に改定しました。これまでの企業公器・至誠一貫・未来共創の精神は引き継ぎつつ、25ヵ国・地域の社員2万7千人が「環境エネルギーカンパニーグループ」の一員として、自分たちの存在意義や基本姿勢をより理解し易く共有できる内容にしたものです。ESG(環境・社会・ガバナンス)を関連づけたもので、SDGs(持続的な開発目標)にも連動、対応させていきます。

多様なグローバル社会に持続的に貢献し、健全なる収益力を高めるため、組織文化の質的な向上と業績面での量的な成長とを並行して実現して、さらに企業価値を高めてまいります。グループ経営力・グローバル経営力を発揮し、前進していく日清紡グループの今後にご期待ください。

2019年1月

日清紡ホールディングス株式会社
代表取締役社長

河田 正也