「挑戦と変革。地球と人びとの未来を創る。」を企業理念とする日清紡グループは、創業初期のころから、「企業は人間社会に貢献することをその存在理由とし、継続的貢献をもって成長の原動力とする」という企業公器の基本精神を脈々と受け継いできました。
そして、当社グループの事業が社会とともに持続的に成長するために取り組むべき課題を明確にすることを目的に、2015年2月、以下の3点を当社グループのマテリアリティ(重要課題)として特定しました。2023年に、外部環境の変化などを考慮しながらマテリアリティの見直しを行い、3点のマテリアリティは変更せず継続することを決定しました。
日清紡グループのマテリアリティ
- 環境・エネルギー分野の貢献
- 安心・安全な社会づくり
- グローバル・コンプライアンス
マテリアリティ(重要課題)の特定プロセス
グローバル各種のガイドラインや社内外のステークホルダーの意見を参考に社会課題を整理したうえで、当社グループの事業との関連性を評価し検討対象の社会課題を抽出し、「ステークホルダーにとっての重要性」と「日清紡グループにとっての重要性」の2つの観点から優先順位付けしました。それらの課題の中から、当社グループ社長が議長を務める経営戦略会議において、上記3項目をマテリアリティとして承認しました。
- 1. 検討対象の社会課題の抽出
- 
              ISO26000、GRIガイドライン第4版、国連グローバル・コンパクト10原則などの社会的規範やCSR評価機関の調査項目などを参考に社会課題を整理しました。さらに当社グループの事業との関連性を評価し、検討対象の社会課題として22項目を抽出しました。 
- 2. 社会課題の優先順位づけ
- 
              グループサステナビリティ推進会議での審議の中で、抽出した社会課題を「ステークホルダーにとっての重要性」と「日清紡グループにとっての重要性」の2つの観点から優先順位付けを行い、試案を取りまとめました。 
- 3. 経営戦略会議での審議、承認
- 
              日清紡ホールディングスの社長が議長をつとめ、全執行役員により構成する経営戦略会議でマテリアリティについて審議し、社会課題の大きさと当社グループ事業との関連性から上記3項目をマテリアリティとして特定しました。 
SDGsへの貢献について
日清紡グループの目指す方向はSDGsと重なっており、バリューチェーンの各プロセスにおいてSDGsの達成に貢献していきます。当社グループの企業活動全体、および3つの戦略的事業領域(モビリティ、インフラストラクチャー&セーフティー、ライフ&ヘルスケア)をはじめとする全事業戦略において、SDGs達成の貢献に直結すると考えられるコアとなるゴールを定め、取り組みを進めています。
| 企業活動全体で貢献するコアとなるSDGsゴール | |||
|---|---|---|---|
| E 環境 | S 社会 | G ガバナンス | |
| 原料調達 | 
   
     | 
   | 
   | 
| 生産 | 
   
   
   | 
         
   
   | |
| 物流 | 
   | ||
| 販売 | 
   
   | 
   | 
   | 
| 戦略的事業領域を含む事業戦略で貢献するコアとなるSDGsゴール | |||
|---|---|---|---|
| モビリティ | インフラストラクチャー &セーフティー | ライフ&ヘルスケア | |
|   |   |   | |
| 企業活動全体で貢献するコアとなるSDGsゴール | |
|---|---|
| E 環境 | |
| 原料調達 | 
   
     S 
   G 
   | 
| 生産 | E 
   
   
   S 
         
   
   | 
| 物流 | E 
   | 
| 販売 | E 
   
   S 
   G 
   | 
| 戦略的事業領域を含む事業戦略で貢献するコアとなるSDGsゴール | |
|---|---|
| モビリティ    インフラストラクチャー    ライフ&ヘルスケア    | 
 
             
          