ニュースリリース

2015年11月24日

徳島事業所、「循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」受賞 -廃棄物のリサイクル率99.8%以上など、3R活動の優良企業として評価-

 日清紡ホールディングス株式会社徳島事業所は、廃棄物のリサイクル率が3年連続で99.8%以上を達成していることなどから、3R活動優良企業として「平成27年度循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」を受賞しました。日清紡グループとして初の受賞となります。

 同表彰制度は、廃棄物の発生量の抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再生利用(Recycle)(以上、3R)の適切な推進に顕著な功績があった個人、企業、団体を表彰し、その功績をたたえて、循環型社会の形成の推進に資することを目的として、2006年度に環境省によって設けられたものです。

 徳島事業所では2012年から廃棄物のリサイクル率99.8%以上を達成しているなど、3R活動に対する意識レベルや先見性、独創性、またその他の環境に配慮した活動が評価され、今回の受賞となりました。また、徳島県リサイクル認定制度(2013年度)でも取得条件がもっとも厳しい「実践事業所」に認定されています。
 日清紡グループは、事業を通じてグローバル社会にソリューションを提供する「環境・エネルギーカンパニー」グループとして、これからも循環型社会の実現を目指していきます。

【徳島事業所 3Rに関する主な取り組み】

■ 2012年以降、リサイクル率は99.8%以上を維持

廃棄物の約85%を占める動植物性残さ(いちご葉)は自然乾燥させて減量し、バイオマス燃料としてリサイクルしている。

■ 11,035kgの炭酸ガスを再利用(2014年度実績)

石油精製施設や化学プラントから排出された炭酸ガス(二酸化炭素)を精製し、光合成用としていちご栽培に再利用している。

■ スマート社会の実現に向けた実証試験

太陽電池・燃料電池・各種蓄電池によるクリーンエネルギーの発電・蓄電システムや、電力を監視・制御するEMS※などを組み込んだスマートファクトリーで、スマート社会の実現に向けた実証試験を行っている。※EMS・・・エネルギー・マネジメント・システム

完全制御型植物工場でいちご量産栽培
2011年、日清紡ホールディングス徳島事業所では完全制御型植物工場でいちごの量産栽培に国内で初めて成功しました。現在は徳島事業所で7万株、藤枝事業所(静岡県)で10万株の設備で「あぽろべりー®」を通年栽培しており、主に洋菓子店などに納めています。洗わずに食べられるとても安全ないちごで、天候不良や台風やゲリラ豪雨といった自然災害の影響も受けず、一年を通して安定供給ができることから高い信頼をいただいています。徳島県からは「とくしま安2(あんあん)農産物」(優秀認定)、静岡県からは「しずおか農林水産物認証」の認証も受けています。

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