2025年3月26日
有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育基金への寄附について
-日本の半導体産業の再活性化に向けて半導体・集積回路設計者の育成を支援-
このたび日清紡ホールディングス株式会社は、独立行政法人国立高等専門学校機構有明工業高等専門学校が4月1日付で設置するサーキットデザイン教育センター(Circuit Design and Education Center/CDEC)の活動を支援するため、サーキットデザイン教育基金に寄附をしました。
日清紡グループは無線・通信、マイクロデバイスの両事業をコア事業に据え、事業ポートフォリオの変革を推進しています。マイクロデバイス事業ではアナログ半導体を中心に事業展開をしており、その分野では一定の地位を築いています。今回、有明工業高等専門学校が全国の国立高専と連携し、①日本の半導体産業の復権を牽引する優秀な人材の継続的な育成・輩出、②サーキットデザイン教育の推進とその応用を通じたアントレプレナーシップ教育の支援、③半導体教育プログラムを通じた日本の半導体産業の発展を支える人材の育成、などを目的としたCDECを立ち上げることに伴い、その趣旨に賛同しサーキットデザイン教育基金に寄附をすることとしました。このCDECの活動が日本の半導体産業の技術革新を牽引し、国際競争力を高める原動力となることを期待しています。
3月25日に有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育基金への寄附金贈呈式が行われ、両者の代表は次のようにコメントしています。
▸独立行政法人国立高等専門学校機構有明工業高等専門学校校長 八木 雅夫氏(写真左)
有明高専単独の取組ではなく、全国の高専がネットワークで連携した半導体人財の育成、とりわけ半導体設計教育を通じた基礎から先端までの教育を社会的な理解を得ながら推進することに主眼を置いています。
▸日清紡ホールディングス株式会社 代表取締役社長 村上 雅洋
AI、IoT、自動運転などの次世代技術の基盤となる半導体分野で、世界をリードしていくためには人財不足という深刻な課題の克服が急務です。設立された「サーキットデザイン教育基金」が未来を担う半導体設計技術者の育成、そして我が国の半導体産業の国際競争力強化に役立つことを期待しています。
以上