ニュースリリース

2022年6月21日

カーボンニュートラル宣言およびTCFD提言への賛同について

 20226月、日清紡ホールディングスは、2050年のカーボンニュートラルを宣言いたしました。同時に、金融安定理事会(FSB)により設置された「気候関連財務情報開示タスクフォース(以下、TCFD)」提言への賛同を表明しましたのでお知らせいたします。

 

 日清紡グループは「事業活動を通じて社会に貢献する」ことを使命とし、経営理念「挑戦と変革、地球と人びとの未来を創る。」から導かれた事業方針に「『環境・エネルギーカンパニーグループ』として超スマート社会を実現する」を掲げています。SDGs追求やESG重視といった社会的要請に応え、無線通信・電子デバイス・環境素材技術などを活かすことで、EV化や自動運転・自律航行といったモビリティの劇的変化に対応し、異常気象から人々を守り、遠隔治療や見守りサービスの実現を通して、超スマート社会の実現に貢献しています。

 健全な地球環境なしには、社会も経済も成り立たちません。事業活動を通じて社会に貢献するという企業公器の考え方を具現化する事業戦略を進めてきた当社グループにとって、カーボンニュートラルの達成は企業経営の中枢です。

 2050年のカーボンニュートラルを見据えたロードマップとして策定した中期環境目標では、2030年に当社グループの温室効果ガス排出量を2014年度比50%以上削減としています。今後も、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、グループ全体で活動を推進していきます。

TFCD提言

 

 当社グループは、気候変動による事業機会の取り込みやリスクへの適切な対応が重要と捉え、TCFD提言に準じた気候変動シナリオ分析を進めてきました。今回TCFD提言への賛同を表明したことにより、温室効果ガス排出に係るリスクを最小化しつつ、製品・サービスに関する顕在的・潜在的な機会の取り込みに関する情報開示を積極的に進めます。さらに、気候変動シナリオ分析を通して、より柔軟で堅牢な事業戦略を立案し、将来のリスクに対するレジリエンスを高めていきます。

本件に関するお問い合わせは「お問い合わせ」からお願いいたします。