事業別戦略(無線・通信、マイクロデバイス)

事業別戦略 無線・通信事業

目指す方向性

社会インフラシステムの提供やアフターサービスを中核とした収益性の高いポートフォリオの構築

  • 日本無線グループと日立国際電気グループの強み(画像認識技術や5G関連の無線通信技術等)を活かしたシナジー創出
  • ・継続的なポートフォリオの見直しによる事業の収益性引き上げ
  • ・コスト構造改革・棚卸資産削減を通じたCF創出力・収益性の向上
  • ・JRC モビリティは、次のステージに向けて、コネクテッド、センシングシステム、モビリティインフラ等の成長分野に対する仕込みを行う

※ 2023年12月連結子会社化

定量目標

定量目標

事業概要

事業構成

  • ・日本無線グループと日立国際電気グループから構成される
  • ・日本無線グループは、コアとなるマリンシステム、ソリューション・特機と、JRCモビリティ他(JRCモビリティ、ICTメカトロニクス、医用機器、その他)で構成される
  • 日立国際電気グループ は、DX・基盤( 社会インフラ)・鉄道等のソリューション事業、プロダクト事業、特機事業で構成される

事業特性

  • ・マリンシステム、ソリューション、特機を中心に、以下の事業特性を有する
    • 社会インフラシステムの提供やアフターサービスといった継続性・安定性が高い事業が多く、景気動向に左右されにくいため、収益の安定性が高い
    • 工場や生産設備への大規模な投資を必要としないアセットライトな事業

売上高構成(2026年度、単位:億円)

売上高構成

事業別戦略 マイクロデバイス事業

目指す方向性

アナログ技術を基軸に顧客提供価値を創出し、社会やお客様の課題解決に貢献

  • アナログ半導体市場の成長を捉えた売上拡大の維持
  • ・複合機能IC、モジュール等の高機能製品へのシフトを通じた収益性向上
  • ・音・におい・マイクロ波等の特色のあるセンサーを活用したアナログソリューションデバイスの展開
  • ・電子デバイスやマイクロ波の既存技術に加え、グループ内外の技術連携を通じて、将来に向けたユニット・デジタルビジネスを展開

定量目標

定量目標

事業概要・事業戦略

事業特性

  • ・電源制御系ICやオペアンプ・センサー信号処理IC等のアナログ半導体製品を展開

外部環境

  • ・アナログ半導体の市場規模は2022年時点で約13兆円
  • ・同市場は2024~2026年の間CAGR+10%弱の成長見込み
    • 産機・民生は2024年後半から回復、車載は半導体不足からの市場回復継続を想定

主要顧客

民生:スマホ・PC・AV機器メーカー 産機:産機・ロボットメーカー 車載:自動車(部品含む)メーカー

強み

  • ・顧客課題対応力と顧客との強固なリレーション
  • ・ニッチ市場における複数の高シェア製品(オペアンプ、コンパレータ、LDO、マイクロ波電子管等)や低消費・低ノイズ・高精度等のコア技術力
  • ・前/後工程の一貫生産による柔軟な対応力や品質の安定性

提供価値

  • ・低消費電力・高効率等の技術力を活かした製品の展開を通じて、顧客等のエネルギー効率向上や環境負荷低減に貢献

中計期間の主な施策

  • 事業環境のボラティリティが低く、開発サイクルが長い車載・産機向け製品のシェア拡大
  • ・新たな戦略パートナーとなる顧客とのリレーション構築
  • ・デジタル技術の強化に向けたM&Aや業務提携による協業推進
  • 複合機能製品やモジュール製品へのシフト

設備投資・研究開発

  • ・生産体制の強化に向けた投資の拡大
    • 後工程向けを中心とした工場への設備投資
    • ファウンドリおよびOSATの活用拡大
  • ・グループ各社との連携・技術融合による新製品開発
  • ・モジュール化やユニット・デジタルビジネスに向けた研究開発