アナログソリューションプロバイダーとして超スマート社会に貢献
マイクロデバイス事業は、新日本無線株式会社とリコー電子デバイス株式会社が2022年に統合して出来た「日清紡マイクロデバイス株式会社」を中核として事業の発展を推進しています。アナログ技術を強みとした電子デバイス製品とマイクロ波製品を通じてアナログソリューションを提供し、つながる社会の発展に貢献していきます。
スマートフォンなど身の回りにある家電製品や自動車には様々なセンサーが搭載されています。
センサーは微弱な変化を捉えますが、その微弱な変化を機器で使用できるよう、信号を増幅するのにオペアンプやAFE(アナログフロントエンド)などが活躍しています。
電源ICは電気で動く全ての機器(家電、自動車、機械など)に必ず搭載されています。 多くの家電やスマートフォンで日清紡マイクロデバイスの低消費、高精度、低ノイズ、小型な電源ICが活躍しています。
優れた高周波特性を持つヒ化ガリウム(GaAs)による半導体プロセスを早くから実用化し、モバイル通信端末から自動車まで、5G、Wi- Fi 6Eなどに対応した高速大容量通信用のデバイスを提供しています。
光半導体デバイスは約40年の歴史があり、フォトリフレクター、バイオモニタリングセンサー、ポジションセンサー、タッチレスセンサー、フォトディテクタ、照度センサーの6つのカテゴリの製品をラインナップしています。Withコロナの社会で求められるタッチレスセンサーを発売しました。
マイクロ波電子管は船舶レーダーや気象レーダー、各種レーダー装置のキーデバイスの一つです。
各国の電波法による規制対応と、市場をリードする信頼性、耐久性で、船舶レーダーの世界市場で長年トップシェアを誇っています。
また工業用非破壊検査装置や医療用放射線治療機器などのX線応用装置に用いられる多様なマイクロ波電子管および電子銃を提供しています。
衛星を介したインターネット接続やデータ通信、通話接続で地球局端末に利用される送信機や受信機を供給しており、高い信頼性と幅広いラインアップによって世界のシステムメーカーから高く評価されています。
衛星通信は、災害時の通信網から飛行機や船舶の移動体通信、地上網を補完する通信インフラまで多様なシーンに利用され、今後も利用機会がますます拡大しています。