マテリアリティ
日清紡グループの事業が社会とともに持続的に成長するために取り組むべき課題を明確にすることを目的として、2015年2月、当社グループのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
日清紡グループのマテリアリティ
- グローバル・コンプライアンス
- 環境・エネルギー分野の貢献
- 安心・安全な社会づくり
重要課題とグローバルガイドラインとの関係

マテリアリティと関連する主要なリスクと機会および対応
マテリアリティの特定プロセス
- 1. 検討対象の社会課題の抽出
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ISO26000、GRIガイドライン第4版、国連グローバル・コンパクト10原則などの社会的規範やCSR評価機関の調査項目などを参考に社会課題を整理しました。さらに当社グループの事業との関連性を評価し、検討対象の社会課題として22項目を抽出しました。
- 2. 社会課題の優先順位づけ
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グループサステナビリティ推進会議での審議の中で、抽出した社会課題を「ステークホルダーにとっての重要性」と「日清紡グループにとっての重要性」の2つの観点から優先順位付けを行ない、試案を取りまとめました。
- 3. 経営戦略会議での審議、承認
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日清紡ホールディングスの社長が議長をつとめ、全執行役員により構成する経営戦略会議でマテリアリティについて審議し、社会課題の大きさと当社グループ事業との関連性から上記3項目をマテリアリティとして特定しました。
リスクと機会への対応
日清紡グループは、事業遂行上の経営リスクに対し適切に対応し経営リスク発生時の損失をミニマイズするために、下図のようにリスクマネジメント体制を定め運営しています。また、経営リスクを持続的成長のための「機会」とするべくさまざまな事業環境の変化を定常的に把握・分析し、グループ企業理念から導かれた事業方針のもと、「環境・エネルギーカンパニー」グループとして社会に貢献することで、新たな成長「機会」を創出していきます。
日清紡グループのリスクマネジメント体制

注)HD=日清紡ホールディングス(株)
日清紡グループのリスクマネジメント
日清紡グループは、「リスクマネジメント規定」に基づき、一義的には各事業においてリスクの把握、分析と評価を実施しています。各事業の責任者が、リスクの優先順位を決め、事業へのインパクトの大きさと将来のシナリオを想定します。その情報を経営戦略センターで総合・マッピングし、経営戦略会議や取締役会で審議しています。
当社グループでは、リスクを回避・軽減・移転・保有の4種類に分け、経済効果との兼ね合いで、それぞれの対応を図っています。
日清紡のリスクマネジメント

主要なリスクと機会についての詳細は、統合報告書に掲載しています。
項目別のリスクと機会の内容および対応については、株主・投資家情報にも記載がありますのでご参照ください。