輸送量

日清紡グループのSDGsへの貢献

日清紡グループは、輸送量の活動を通じ、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献します。
当社グループ環境目標である、温室効果ガスの排出量削減を達成するために、KPI を管理して計画的に対策を講じています。

※ KPI:Key Performance Indicator 業績管理指標・業績評価指標

コアとなるSDGsゴールおよびターゲットと日清紡グループの活動

日清紡グループは、SDGs 12.2をコアとなるゴールおよびターゲットと考え、輸送量の削減を推進しています。輸送量を低減し、その際に使用される燃料などの天然資源の効率的な利用を推進しています。

  • 12. つくる責任 つかう責任

    持続可能な消費と生産のパターンを確保する。

  • ターゲット:12.2

    2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

貨物輸送量

日清紡グループの貨物輸送量実績は、289.44百万トンキロと前年度貨物輸送量比 77%増加しました。売上当たり貨物輸送量は、566.8トンキロ/百万円と前年度売上当たり貨物輸送量比 59%増加となりました。コロナ禍の影響で減少していた生産量の回復に伴い、TMDの輸送量が昨年より増加しました。

輸送量と売上当たり輸送量の推移

輸送量と売上あたり輸送量の推移

(百万トンキロ)

  2017 2018
(調整後)
2019 2020 2021
輸送量 52.42 46.13 206.48 163.39 289.44
(トンキロ/百万円)
売上当たり輸送量 125.0 108.7 405.1 375.5 566.8

事業別の貨物輸送量はブレーキ事業が全体の90%となりました。

事業別輸送量の推移

事業別の輸送量の推移

(千トンキロ)

  2019 2020 2021
無線・通信 1,984 2,234 2,639
マイクロデバイス 686 665 754
ブレーキ 171,019 137,084 259,501
精密機器 12,813 8,453 9,971
化学品 4,904 4,197 4,648
繊維 14,868 10,566 11,382
その他 209 190 545

※ 2019年度よりエレクトロニクス事業を無線・通信事業とマイクロデバイス事業に分離しました。

日清紡グループの活動事例

輸送効率化推進

JRCロジスティクスサービス(株)は、2020年の設立以来、日本無線(株)および関連会社における物流業務の効率化に取り組んでいます。

チャーター便の有効活用や帰り便を有効に利用することで配送時のムダを削除する取り組みや、積荷の物量によって最適な車両を選定することで積載率を向上させるほか、大規模拠点に貨物を集約し、そこから拠点毎に輸送することで輸送距離の短縮化を図るなど、物流業務の効率化を推進する取り組みを輸送や運送に取り入れています。

2021年度は、長距離の輸送について上記の効率化を推進した結果、従来の輸送・運送方法で算出したCO2排出計算値(全国通運連盟HPのCO2排出計算を使用)に比べ、CO2排出量を78t-CO2削減することができました。

フォークリフトの移動動線減少対策

韓国のSaeron Automotive Corporationでは製品生産後の倉庫積載、出荷計画による製品の出荷が行われています。

蔚山(ウルサン)物流センターへ製品を出荷する際、専用積載パレットを使用していますが、当該積載パレットのサイズが大きく、他の製品に比べてフォークリフトの移動距離が大きくなっていました。そのため、フォークリフトによる輸送作業効率が他に比べて低い状況でした。

同社では、フォークリフト輸送作業効率を向上させるため、物流チームと協議してフォークリフトの移動距離を減らす方法を検討しました。物流センターへの出荷予定品の保管場所を変更することによってフォークリフトの移動動線距離を大幅に減らし、輸送作業の効率を高め、輸送コストを削減することができました。

フォークリフトの動線イメージ
フォークリフトの動線イメージ

廃棄物重量低減による輸送量削減活動

PT. Nisshinbo Indonesiaでは、廃棄物重量の低減により、廃棄物輸送時のCO2発生量を削減しています。

同社の生産活動において発生する全廃棄物重量の約3割を占めるスラッジ(汚泥)は、そのままの状態では多くの水分を含んでおり、かなりの重量があります。このスラッジを直接処理業者へ引き渡すことは、輸送時の負荷が大きく、多くのCO2を発生させることにつながります。

そこで、工程中のオイルボイラーの熱を利用し、このスラッジを乾燥させることで、輸送重量の軽量化を実現しました。これにより処理業者への輸送重量を年間約1,000 t低減することができ、輸送時のCO2の発生量を年間35t-CO2削減できました。

乾燥前の汚泥
乾燥前の汚泥
乾燥後の汚泥
乾燥後の汚泥