輸送量

日清紡グループのSDGsへの貢献

日清紡グループは、輸送量の活動を通じ、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献します。
当社グループ中期環境目標である、売上当たりの温室効果ガスの排出量削減を達成するために、KPI を管理して計画的に対策を講じています。

※ KPI:Key Performance Indicator 業績管理指標・業績評価指標

コアとなるSDGsゴールおよびターゲットと日清紡グループの活動

日清紡グループは、SDGs 12.2をコアとなるゴールおよびターゲットと考え、輸送量の削減を推進しています。輸送量を低減し、その際に使用される燃料などの天然資源の効率的な利用を推進しています。

  • 12. つくる責任 つかう責任

    持続可能な消費と生産のパターンを確保する。

  • ターゲット:12.2

    2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

貨物輸送量

日清紡グループの貨物輸送量実績は、163.39百万トンキロと前年度貨物輸送量比 21%減少しました。売上当たり貨物輸送量は、357.5トンキロ/百万円と前年度売上当たり貨物輸送量比 12%減少となりました。新型コロナウイルス感染症の影響により売上が減少したためです。

輸送量と売上当たり輸送量の推移

輸送量と売上あたり輸送量の推移

(百万トンキロ)

  2016 2017 2018
(調整後)
2019 2020
輸送量 82.07 52.42 46.13 206.48 163.39
(トンキロ/百万円)
売上当たり輸送量 186.2 125.0 108.7 405.1 357.5

事業別の貨物輸送量はブレーキ事業が全体の84%となりました。

事業別輸送量の推移

事業別の輸送量の推移

(千トンキロ)

  2018
(調整後)
2019 2020
エレクトロニクス 2,454 -- --
無線・通信 -- 1,984 2,234
マイクロデバイス -- 686 665
ブレーキ 12,523 171,019 137,984
精密機器 13,543 12,813 8,453
化学品 5,692 4,904 4,197
繊維 11,204 14,868 10,566
その他 717 209 190

※ 2019年度よりエレクトロニクス事業を無線・通信事業とマイクロデバイス事業に分離しました。

日清紡グループの活動事例

輸送量の効率化推進

日本無線(株)は、2020年1月にJRCロジスティクスサービス(株)を設立し、グループの物流業務の効率化に向け体制を強化しました。

従来は製品運送として各物流拠点から納入先毎にチャーター便で直送していましたが、今回一部の輸送や運送で効率化を進めた結果、従来のCO2排出計算値(全国通運連盟HPのCO2排出計算を使用)よりもCO2排出量が30 t減少しました。

効率化のために用いた方法は以下のとおりです。

  • ①配送計画の見える化によるムダの削除(チャーター便の有効活用、帰り便の利用)
  • ②配車組み合わせの最適化による積載率向上
  • ③ハブ&スポークによる輸送距離削減
  • ④情報と3現主義(現場、現物、現実)による、効率的な配車計画の遂行
  • ⑤N-1活動 により前日に梱包作業を終わらせ計画通りの実施(④とも関連)

※ N-1活動:出荷日の前日までに梱包作業等の準備を完了させる活動

海外輸出製品のコンテナ積載量アップ

日清紡ブレーキ(株) 館林事業所には、海外子会社経由で海外顧客へ販売している製品の輸出業務があります。空コンテナの手配を行い、製品を積み込み、トラック・コンテナ船・鉄道等を利用し海外へ製品を輸出しています。

コンテナは、悪路・大波・様々な気象条件下に晒されながら目的地まで届けられる為、コンテナ内への製品積み込み時には荷崩れ防止対策が重要視され、輸送効率向上対策の判断が難しい状況にありました。
しかし、海外子会社とも連携し荷姿改良・輸送トライを重ね、荷崩れ対策は万全の状態を維持した上で製品積み込み密度の向上を達成し、1回当たりの輸送量を130%向上することができました。

従来のコンテナ内部
従来のコンテナ内部
輸送効率向上対策後のコンテナ内部
輸送効率向上対策後のコンテナ内部

空輸送回数の削減

アメリカのTMD Friction Inc.では、原材料をサプライヤーに発注する前に製造工程のマネージャーと相談し、今後の原材料の要求量について確認しています。その結果、1回の発注単位を調整し、また同じサプライヤーから購入する別の原材料についても出荷を合わせることで、輸送回数を減らすことができています。

2020年には、航空輸送の回数を25%(4便)削減することができ、その結果約17 t-CO2の二酸化炭素排出削減を達成することができました。
2021年も引き続きサプライヤーと調整しながら、可能な限りサプライヤーからの海上輸送を組み合わせることで、更に航空輸送回数を削減することを目指していきます。

浜松市エコドライブ模範事業所に認定

日清紡メカトロニクス(株) 浜北精機事業所では、2016年度より浜松市エコドライブ推進事業に参加しています。この事業は浜松市「地球温暖化対策実行計画」に基づき、環境に配慮した「エコドライブ」に継続的に取り組む事業所の普及を推進する事業で、エコドライブ講習会の受講、「ふんわりアクセル」を始めとしたエコドライブ手法の事業所内での共有、継続的な燃費管理の実施が認定事業所の要件です。

同事業所では、社有車内にエコドライブ手法を常時掲示し、省燃費運転を実践するよう啓発を行っています。2016年度に「浜松市エコドライブ実践事業所」に認定されたのに続き、2017年以降は「エコドライブ優良事業所」に認定されています。以上の5年にわたる継続的な取り組みが評価され2020年には「エコドライブ模範事業所」として認定されました。

「エコドライブ模範事業所」認定書
「エコドライブ模範事業所」認定書

店舗用販促物等に関する輸送量削減

東京シャツ(株)では、店舗用販促物などに関する輸送量削減に取り組んでいます。

今までは店頭にて使用するポスターやPOPなどの販促物を本社から全国150店舗に直接配送していましたが、店舗へ発送する商品と一緒に発送するように改善しました。一旦埼玉県杉戸にある物流倉庫に販促物を送り、そこから各店舗に送付しています。物流倉庫から店舗へは商品と一緒に発送するため、輸送費の削減と今まで本社で行っていた各店舗への販促物発送業務の軽減にも繋がりました。

商品と同梱される販促物
商品と同梱される販促物