環境への取り組み

日清紡グループのSDGsへの取り組み

日清紡グループの目指す方向はSDGs(持続可能な開発目標)と重なっており、事業を通じてSDGsの達成に貢献していきます。
当社グループは、すべてのSDGsを意識しながら具体的に貢献するゴールを考慮しています。当社グループの事業活動は、製造業を中核とすることから、次の4つのゴールがコアであると考えています。

事業としてかかわりが深いSDGsゴール

  • 6. 安全な水とトイレを世界中に

    すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する。

  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

    強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る。

  • 12. つくる責任 つかう責任

    持続可能な消費と生産のパターンを確保する。

  • 13. 気候変動に具体的な対策を

    気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る。

コアと考えるSDGsゴールと、日清紡グループの具体的な環境活動の関連については、気候変動対策、省エネルギー、LCA、省資源、水資源、化学物質管理、輸送量の 「コアとなるSDGsゴールおよびターゲットと日清紡グループの活動」 をご参照下さい。

中長期環境目標の取り組み

日清紡グループは、地球環境負荷の削減と再生能力の向上に取り組んでいます。

当社グループは、中長期環境目標にKPI を設定し、グループ一丸となってその達成に取り組んでいます。事業活動の中で中長期環境目標の達成に向け、さまざまな活動を展開しています。

※ KPI:Key Performance Indicator 業績管理指標・業績評価指標

日清紡グループの長期環境目標改定

2020年12月、日清紡グループは、 長期環境目標を改定しました。2030年度を達成年度に変更するとともに、長期環境目標を改定しました。

当社グループは、次の環境課題を重要視しています。

  • 1.サステナブルなソリューションを提供する
  • 2.地球温暖化対策
  • 3.循環型社会の実現への貢献
  • 4.水資源対策

この課題解決を進めることにより、国連や国が目指す、「持続可能な社会、脱炭素社会、資源循環型社会」の実現に貢献し、お客さまの社会課題・環境課題の解決も図りながら、SDGs達成にも寄与し続けていきます。

第2期長期環境目標(2030年度まで)

日清紡グループの第2期長期環境目標では、引き続き「持続可能な社会に貢献する製品」の拡販を最上位の目標としています。
また、人口増加や気候変動などによる水資源の枯渇が危惧されており、SDGsでも目標を設定している水資源対策の重要性を認知し、新たに水使用量削減目標を追加しました。

※ 当社グループでは、自社製品の中で、「持続可能な社会に貢献する製品」を特定しています。

第2期長期環境目標

日本政府は2020年10月に、「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。そして、2021年4月、米国が主催する気候サミットで、2030年度の温室効果ガス削減目標を「整合的で、野心的な目標として2013年度から46%削減し、さらに50%の高みに向け挑戦を続けていく」と宣言しました。2013年度比で26%減としていた従来の削減目標から大幅な上積みとなります。

日清紡グループは、日本政府の2030年度温室効果ガス削減目標を達成するための検証を行ない、温室効果ガス削減目標を変更します。

第4期中期環境目標(2019~2021年度)と2020年度実績

日清紡グループは、2021年度が達成年度の第4期中期環境目標達成に向け活動を進めています。

各重点活動項目の2020年度実績は下表の状況です。「生物多様性保全活動」は2020年までに目標を達成し、「ライフサイクルアセスメント(LCA)の推進」は、海外を含めた各社の活動が推進され成果に繋がっています。一方で、「売上当たりの使用エネルギー削減」「売上当たりの温室効果ガスの排出量削減」の2項目は、コロナウイルス感染症の影響を大きく受けました。「リサイクル率の改善」は、更なるリサイクル先を模索する必要があります。その他3項目は、順調に推移しています。

重点活動項目 2021年度末時点目標 2020年度末時点実績
生物多様性保全活動の強化 海外での展開5事業所以上 5事業所※1 で活動推進中
売上当たりの水使用量の削減 2017年度比 3%以上削減 2017年度比 12%削減
ライフサイクルアセスメント※2(LCA)の推進 売上に占める割合 50%以上 売上に占める割合 49%
「持続可能な社会に貢献する製品」の拡販 売上に占める割合 55%以上 売上に占める割合 51%
売上当たりの使用エネルギー削減 2014 年度比
10%以上削減
2014 年度比
2%削減
売上当たりの温室効果ガス※3 の排出量削減 2014 年度比
10%以上削減
2014 年度比
5%削減
売上当たりのPRTR 物質※4 排出量削減 2017 年度比
10%以上削減
2017 年度比
31%削減
リサイクル率※5 の改善
[リサイクル率=(リサイクル量)÷(リサイクル量を含む廃棄物総発生量)×100]
リサイクル率 90%以上 リサイクル率 85%

※1 2019年度活動開始:深圳恩佳升科技有限公司(中国)およびPT. Nikawa Textile Industry(インドネシア)、2020年度活動開始:THAI NJR CO.,LTD.(タイ)、Nisshinbo Somboon Automotive Co., Ltd.(タイ)およびNanbu Philippines Incorporated(フィリピン)

※2 ライフサイクルアセスメント:原材料から生産、使用、廃棄まで製品のライフサイクルをとおした環境負荷量の把握

※3 温室効果ガスの二酸化炭素排出係数は、環境省・経済産業省公表の実排出係数を使用

※4 PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)対象物質:「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」に基づく制度の対象物質で、排出量・移動量の届出を義務付けられている物質

※5 旧美合事業所の埋設廃棄物処分を除く