サステナブル調達基本方針

日清紡グループのSDGsへの貢献

日清紡グループは、サステナブル調達基本方針を内外に示すことで、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献します。
当社グループのサステナビリティ目標である、「調達先と連携したサステナブル調達の改善実施」を達成するために、KPI を管理し、計画的に対策を講じています。

※ KPI:Key Performance Indicator 業績管理指標・業績評価指標

コアとなるSDGsゴールおよびターゲットと日清紡グループの活動

日清紡グループは、SDGs 16.5をコアとなるゴールおよびターゲットと考え、サステナブル調達推進の活動を推進しています。サプライヤーさまに当社の方針を明確にお伝えし、サステナブル調達の取り組みをサプライチェーン全体で推進していきます。

  • 16. 平和と公正をすべての人に

    持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する。

  • ターゲット:16.5

    あらゆる形態の汚職や贈賄を大幅に減少させる。

日清紡グループは、法令順守、公正取引、情報セキュリティ、環境保全、人権、安全衛生、品質・安全、などの視点から、以下の7項目からなる「日清紡グループサステナブル調達基本方針」を制定しました。

  1. 法令・社会規範を順守していること
  2. 健全且つ公正な取引を行っていること
  3. 情報の管理を適切に行っていること
  4. 環境保全に配慮していること
  5. 基本的人権を尊重していること
  6. 安全衛生活動に取り組んでいること
  7. 製品・サービスの品質や安全性の確保に努めていること

これらをサプライヤーさまにお願いすることにより、サステナブルな取り組みをサプライチェーン全体で推進します。

サステナブル調達方針の展開およびアンケートの実施

サプライヤーに対してサステナブル調達方針を展開するとともに、自主アンケートを実施しました。

これは2年毎に展開しているもので、日清紡ホールディングス(株)および各事業会社のサステナブル調達方針を伝え、各サプライヤーさまの現状を把握するためにアンケートに回答いただいています。アンケートの内容は日清紡グループサステナブル調達基本方針を基にした7項目(法令・社会規範順守、公正取引、情報セキュリティ、環境保全、人権・労働、安全衛生、製品品質・安全)およびグリーン調達についての取り組み状況を確認しています。

今後サプライヤーさまに対してアンケート評価をフィードバックすることで、サステナブル調達に努めていきます。

日清紡グループの活動事例

調達先サステナブル調査票に基づく改善活動

日本無線(株)は、「日本無線グループサステナブル調達基本方針」をサプライヤーさまへ周知し、コンプライアンス強化のお願いをさせていただくとともに、「日本無線グループサステナブル調査票」にてサプライヤーさまのサステナブルな取り組み状況を確認しました。

発注金額上位の主要サプライヤーさまを調査対象とし、回答内容を点数化してA、B、Cのランクに分け、すべてのサプライヤーさまにフィードバックさせていただきました。評価点の低いサプライヤーさまにはフィードバックの際にさらなる協力要請、改善要望などをさせていただきました。具体的には、全体平均よりも低い項目を中心に、現状より少しでも前進してもらえるよう打ち合わせを繰り返し実施しました。その結果、約80%のサプライヤーさまの評価が改善しました。

※本活動は日本無線各社(日本無線(株)、長野日本無線(株)、上田日本無線(株)、ジェイ・アール・シー特機(株))で連携して実施。

仕入先へのアンケートを活用したサステナブル調達のカイゼン活動

日清紡ブレーキ(株)では、2020年に実施したアンケート結果を基に、2021年は、全仕入先の回答平均に対する自社の立ち位置を認識できるように、仕入先毎に分析結果を作成し、展開しました。

アンケートの内容は、日清紡グループサステナブル調達基本方針を基にした7項目(法令・社会規範順守、公正取引、情報セキュリティ、環境保全、人権・労働、安全衛生、製品品質・安全)およびグリーン調達についての取り組み状況となっています。具体的には、回収したアンケート回答を集計し、全仕入先の状況に対する仕入先毎の状況をレーダーチャートで可視化しコメントを付した仕入先毎のレポートとして纏めました。その結果を2021年11月に分析結果として各仕入先へフィードバックすることで、サステナブル調達におけるカイゼンを促す活動を行いました。

グリーン調達活動の推進

日清紡メカトロニクス(株)では、リサイクル原料の使用量を増やす活動(原料中の混合率を増やす)と同時に、粉砕材(フレーク)の回収量を増やす活動を並行して行っています。

バージン材とリサイクル材の混合率を変えた数パターンで、製品の品質評価を客先とタイアップして行いました。お客さまにとってもコストダウンになることから、積極的に協力していただけました。また粉砕材は、産廃業者がリサイクル法で定められた家電製品を分解する際に、特定の部品から金属やゴムを分離し、決められた樹脂部品だけを取り出し、回収しています。東海地方だけでなく、関東地方、関西地方の産廃業者とも交渉をし、回収量を増やしてきました。粉砕材の回収量に合わせた混合率とすることで、過不足なく、粉砕材を使用することができます。

今後さらに回収量を増やすためには、海外にも目を向けた活動が必要になります。海外拠点も巻き込んだグローバルな活動を行っていきます。

調達先へのアンケート調査

日清紡メカトロニクス(株) 美合工機事業所では、日清紡グループとして制定したサステナブル調達推進活動に積極的に取り組んでいます。

サステナビリティ目標である「調達先と連携したサステナブル調達の改善実施」のため、サプライヤーさまへ自己採点アンケートを実施し、サプライヤーさまに当社の「日清紡グループサステナブル調達基本方針」を明確にお伝えし、サステナブル調達意識の向上と活動に協力をお願いしています。アンケートの内容はサプライヤーさまのサステナビリティ推進体制、コンプライアンス推進活動、情報セキュリティ管理、環境保全活動への取り組み、人権・労働管理、安全衛生、品質管理システム、事業継続計画(BCP)への取り組みなどについてであり、アンケート結果は、協力いただいたサプライヤーさまへフィードバックしており、毎回全項目とも前回より点数が向上しています。

サステナブル調達の取り組みをサプライチェーン全体で推進していきます。

仕入先品質定例会の実施

南部化成(株)では「サステナブル調達ガイドライン」に則り、お客さまとの取引を行っています。

同社藤枝事業所では、毎月第3木曜日に成形協力工場を中心に仕入先13社が集まり、仕入先品質定例会を実施しております。品質関連の情報共有による品質レベルアップが主な目的で、1年間クレームゼロを達成した優秀な仕入先に対し、毎年7月に品質優秀賞として表彰をしています。

また品質以外にも、環境負荷の減る納品スタイルなどの検討について議論しています。具体的には、1箱あたりの梱包入数を増やす、端数納品を無くすことで運送効率を上げる、1WAYの納品箱やトレーなどを繰り返し利用可能な通い箱や通いトレーに変更するなどについて議論しています。Y社向け電気自動車用バッテリーパック部品は、当初専用トレーを使用した梱包で1箱40個入りでしたが、トレーから段ボール板とエアキャップに変更し1箱48個入りとすることで1ヶ月あたりの納入箱数を16%削減することができました。

サステナブル調達

日清紡テキスタイル(株)では、サプライヤーさまへのサステナブル調達アンケートを継続的に実施しており、サプライヤーさまに同社サステナビリティ活動方針の理解を深めていただき、サステナビリティ活動向上のため、ともに取り組んでいます。2017年よりアンケートを開始し、2年毎にアンケートを実施して今回2021年度で3回目となりました。

「日清紡グループサステナブル調達基本方針」を基にした法令・社会規範順守、公正取引、情報セキュリティ、環境保全、人権・労働、安全衛生、製品品質・安全およびグリーン調達についての取り組み状況アンケート8項目すべてにおいて、開始した2017年度よりもサプライヤーさまのサステナビリティ活動が向上しています。アンケートを継続することにより、お互いのサステナビリティ活動への認識が高まり、意識向上へ繋がっています。

2022年度は、アンケート内容を充実させるとともに、サプライヤーさまに対してアンケート評価をフィードバックすることで、サステナビリティ活動への意識を高める活動を続けていきます。