ニュースリリース

2020年7月17日

2019年度CSR活動実績
日清紡グループ CSRサイト改訂に関するお知らせ
~SDGsの169ターゲットとの関係をか分かりやすく説明~

 日清紡グループは、企業理念「挑戦と変革。地球と人びとの未来を創る。」のもと、「環境・エネルギーカンパニー」グループとして事業活動を通じて社会に貢献し、社会とともに成長し続けています。企業理念の実現はESGそのものであり、我々の事業活動はSDGs達成に大きく貢献するものです。

 現在、2019年度からの第4期中期CSR目標を掲げ、数値で把握可能な項目については、重点活動項目ごとにKPIを用いて活動しています。全従業員がKPIを用いて達成状況を確認しながら、さらに良い活動へと充実・発展させています。

 このたび、当社ホームページのCSRサイトに2019年度の活動実績を掲載しました。各種活動がSDGsを見据えたものであることが分かりやすく表現されています。それぞれの活動をSDGs169のターゲットまで掘り下げて説明することで、当社グループへの理解もより深めていただけると内容となっています。

日清紡グループCSRサイト  http://www.nisshinbo.co.jp/csr/

 また、先般、日本経済団体連合会から「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」が公表されました。当社グループとしても「経団連生物多様性宣言・行動指針(改訂版)」へ賛同を継続しています。

KPIKey Performance Indicator 業績管理指標・業績評価指標

news20200717_1_CSR_SDGs


4期中期CSR目標 企業理念・マテリアリティとKPIとの関係

news20200717_1_CSR_CSR目標とKPI

表の拡大(CSRサイトにリンクします)


2019年度の主なトピックス】  詳細は日清紡グループCSRサイトをご覧ください。

(1) 新たな取り組みとして、世界資源研究所(WRI)が発表しているAQUEDUCT水リスク地図を活用して、日清紡グループの拠点、主要なサプライチェーンの水リスク評価を開始しました。AQUEDUCT水リスク地図は、12種類の水リスク指標を基に作成された地図で、水リスク指標には「物理的な水ストレス」、「水の質」、「水資源に関する法規制リスク」、「レピュテーションリスク(風評リスク)」などが含まれています。

ターゲット:6.4  2030年までに、全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。

(2) 気候変動対策として、断熱材やトンネルなどの空洞補修材に使用される日清紡ケミカルの硬質ウレタンフォームでは、ノンフロン化したことで、前年度に比べCO2換算排出量で7,900t(東京ドームの容積3.3個分)の削減効果がありました。

news20200717_1_CSR_トンネル空洞補修
トンネル背面空洞補修工事

ターゲット:9.4  2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

(3) リコー電子デバイス(株)やしろ工場では廃液処理設備のフッ素を除去する処理装置の工程の適正化により、使用する塩酸を5,947kg/年、水酸化ナトリウムを23,180kg/年削減しました。これにより、化学物質の使用量を従来使用量の2.5%未満に減らすことができました。

news20200717_1_CSR_REDCフッ素処理
フッ素処理設備

ターゲット12.4  2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

(4) PT. Nisshinbo Indonesiaでは、環境貢献活動の一環として、オーガニック・テキスタイルの世界基準であるGOTS(Global Organic Textile Standard)の認証を取得(2019年12月)しました。化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、労働の安全や児童労働など社会的規範を守った製品づくりに努めています。

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GOTS認証

ターゲット:17.17  さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

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