日清紡の技術

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多様な人材がいきいきと働ける会社を目指して

事業の成長には研究・開発・製造と様々な工程における高い技術力が欠かせません。これらの技術を長い歴史の中で進化・深化させ続けたことで、広く社会に求められる製品の供給と事業の発展に繋がっています。
日清紡の長い歴史の中で生み出された技術の一部を紹介いたします。

日清紡ブレーキ株式会社

環境配慮したブレーキ摩擦材の研究開発

自動車用ブレーキ摩擦材は、自動車を止めるための部品として、重要保安部品のひとつに数えられます。近年、この摩擦材に含まれる銅がブレーキング時に摩耗紛として飛散し、水質汚染を引き起こす原因とされ、米・カリフォルニア州などでは原 料に銅の使用を規制する法律(注1)を制定しています。当社はこの環境規制に対応する摩擦材の開発にいち早く取り組み、すでに銅フリー製品の供給を一部で開始しました。

今後も「環境・エネルギーカンパニー」グループの一員として、持続可能な社会の実現のための開発を進めていきます。

(注1)2021年から銅含有量5.0%以上、2025年からは同0.5%以上の摩擦材の販売・組み付けを禁止

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日清紡メカトロニクス株式会社

省エネのプラスチックファンを創る回転体の技術

日清紡メカトロニクスではこれまで培ってきた回転体技術により、エアコン用ファントップメーカーとして世界中のご家庭や自動車、オフィス等に製品を提供しています。「環境エネルギーカンパニー」グループの一員として、更なる省資源・省電力化を実現するために開発されたのが、「ECOクロス」®です。

ECOクロスは回転体技術に最新鋭の成形技術を融合することで、ファンの翼の厚さを従来品の約半分まで薄くして軽量化を図るとともに、翼のガラス配向性を改良することで、耐久性能も向上させました。その結果、優れた省エネ性能をお客様から高く評価いただき、多くのお客様に採用されています。

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日清紡ケミカル株式会社

低毒性、耐熱性等を持つカルボジライトの技術

日清紡ケミカルではポリカルボジイミド(注2)の化学反応性に注目し、安全性が高く取り扱い性に優れた高機能性樹脂素材「カルボジライト」を独自技術で開発いたしました。

「カルボジライト」は、環境素材として注目されている生分解性プラスチックにおいて安全性が高く、耐熱性、耐黄変性にも優れており、耐久性を向上させるポリ乳酸用改質剤として使用されています。

また、有機溶剤を使わない塗料やインクなどにおいては、耐水性、耐薬品性、密着性等を向上させる水性樹脂用架橋剤として使用されています。

(注2)ポリカルボジイミドとは、分子中に「−N=C=N−」で表されるカルボジイミド基を有するポリマーの総称

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日清紡テキスタイル株式会社

綿100%でW&W性 4級を実現した形態安定素材の技術

日清紡ではこれまで、1億枚を超える形態安定シャツを販売いたしました。形態安定シャツが世に出て長い期間が経過し、業界ではW&W性(注3)は3.5級が性能の限界と言われていました。これまでは不可能とされていた性能を達成するため、「アポロ計画」と題し開発に取り組みました。

技術者が力を結集し、原綿の選定から紡績・織布・加工・縫製に至るまで総合的な研究を重ねました。キーテクノロジーの加工の開発には約15,000通りのラボテストを実施しました。そしてついに、ナノレベルのコントロール技術を応用することで、ついにW&W性4級を実現しました。

(注3)W&W(ウォッシュ&ウェア)性:洗濯後のしわの残り具合を表す指標。1~5級まであり、数字が大きいほど形態安定性が高い。

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日清紡ホールディングス株式会社

燃料電池の普及拡大を促進するカーボンアロイ触媒の技術

来るべき水素社会に向けて、環境負荷が小さく、高い発電効率も持つ燃料電池に大きな注目が集まっています。一方、触媒として用いられる白金が貴金属で高価であることからその使用量低減が求められています。当社が群馬大学の尾崎教授と共同で開発した「カーボンアロイ触媒」は、安定生産が可能なカーボン(炭素)に機能を付与したもので、この技術は現代の「錬金術」と言われております。当社は「カーボンアロイ触媒」で、燃料電池の普及に大きく貢献します。

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