ニュースリリース

2009年2月24日

インライン対応 薄膜太陽電池“端面剥離装置 PVI 1114”開発

日清紡は、薄膜太陽電池の太陽電池膜を取り除く“端面剥離装置 PVI 1114”を新たに開発し、2月25日より受注を開始いたします。
PVI 1114は、ガラス基板上に蒸着された膜の外周部を高出力レーザで高速に剥離するインライン型の装置です。

薄膜太陽電池では、ガラス基板上に透明電極やアモルファスシリコン層が均一に積層されていますが、モジュール(パネル)組立時に、絶縁と防錆を目的としてガラス基板の外周部の膜を数mm~15mm程度の幅で取り除く必要があります。これまでの除去方法としては、サンドブラスト加工が一般的ですが、微細な研磨剤を吹き付けることから、作業環境の維持とガラス基板に付着した研磨剤等を洗浄する工程が必要になり、更にはガラス基板に傷をつけたりするという問題がありました。また、洗浄の程度によっては、後のラミネート工程に影響を及ぼすことさえありました。

そこで、日清紡ではレーザを用い、太陽電池膜を瞬時に昇華させることで、従来のサンドブラスト加工に比べ粉塵の発生を劇的に抑えると共に、加工面の平滑性と絶縁の抵抗値を大幅に向上させることに成功しました。
PVI 1114は、主に薄膜太陽電池メーカー様向けに販売していきます。 “端面剥離装置 PVI 1114”は、2月25日から東京ビッグサイトで開催される「第2回国際太陽電池展 PV EXPO 2009」(別ウィンドウ表示)に出展いたします。

1. 特長
■ 従来のサンドブラスト式に比べ粉塵の発生を大幅に削減
■ 粉塵の発生をミニマイズしたことで、加工タクトの短縮と設置場所の自由度向上を実現
■ 対象ワークに対する高い加工自由度を確保
■ ビーム整形光学系を根本から見直し、高速加工を実現
2. PVI 1114(出展機)の主仕様
・機種名 : PVI 1114
・ガラス基板寸法 : 1.1 m x 1.4 m
・加工幅 : 16mm (可変)
・加工速度 : Max. 120mm /sec.
・装置寸法 : 1950 mm x 4200 mm x 1800 mm (H)
・適合規格 : CE対応可
3. 販売目標
年間10台

以上

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