新エネルギー・スマート社会

クリーンエネルギーを最大限活用する一方、エネルギーの消費を最小限に抑える社会をつくっていくことは、人類共通の課題となっています。日清紡グループでは、燃料電池セパレータの供給や白金代替触媒の開発などを通じてクリーンエネルギーの発展に貢献しています。

さらに、日清紡グループには無線通信やセンシング、半導体など先進運転支援システム(ADAS)をはじめとするこれからの超スマート社会の実現に大きく貢献する技術が多数あります。グループで一丸となり、新しい技術の開発に取り組んでまいります。

関連事業

エレクトロニクス事業

日本無線(株)では、これまで防災システムのリーディングカンパニーとして、安全で安心できるまちづくりに努めてきました。現在、日清紡グループ内の技術を活用し、「防災」「交通」「船舶」などの分野でスマート社会の実現あるいは省エネルギー化に向けた取り組みを推進しています。

近年、地方自治体では、被災時のエネルギー源確保のために、分散型のクリーンエネルギーを含む新しい防災システムの構築が急がれています。徳島事業所内に設置した独自の実証実験施設も活用しながら、災害に強く、安全で安心なまちづくりに貢献していきます。

スマート技術の実証実験施設「スマートファクトリー」
スマート技術の実証実験施設「スマートファクトリー」(クリックで画像を拡大)
スマートファクトリー外観
スマートファクトリー外観

精密機器事業

日清紡メカトロニクス(株)では、太陽電池モジュール製造装置を国内の大手モジュールメーカーをはじめ世界中のメーカーに納めてきました。

また、太陽光発電の課題や問題の解決に向けて、太陽光発電システム設置事業や太陽電池材料の開発にも取り組んでいます。その成果として、太陽電池の出力が急激に低下するPID現象を防ぐ材料や太陽電池を長寿命化する材料の開発に成功しました。

今後も、クリーンエネルギーの代表格である太陽電池の信頼性向上とコスト低減に繋がる製品の開発に注力していきます。

※高温多湿の環境下において、太陽電池モジュールに高電圧がかかると出力が大幅に低下する現象。パネル表面のガラスからナトリウムイオンが漏れ出て、シリコンセルの表面や内部に侵入することが原因とされている。

太陽電池モジュール
太陽電池モジュール

化学品事業

日清紡ケミカル(株)では燃料電池の主要部品であるセパレータを手掛けており、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)に発売当初から採用されています。また、各自動車メーカー、スタックメーカーと自動車用途での共同開発も進めています。

燃料電池の普及においては、製造コストの削減も大きな課題のひとつです。触媒に使われている白金が高価で有限な資源であることから、日清紡グループでは、白金の代替えとなるカーボンアロイ触媒の開発にも注力しています。

燃料電池セパレータ
燃料電池セパレータ