ニュースリリース

2018年4月17日

日清紡グループの環境保護活動 今年もキンランが元気に花を咲かせます

 日清紡ホールディングスの中央研究所(千葉市緑区)の敷地内で自生するキンランのつぼみが大きく膨らみ出しました。今年は例年より10日ほど早く、明日4月18日には満開になりそうです。

 キンランは、ラン科キンラン属の多年草で、人工栽培が極めて難しいことでも知られています。元々日本ではありふれた和ランの一種でしたが、1990年代から急激に数を減らし、97年には環境省が取りまとめているレッドリストで絶滅の危険が増大している種とする絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類されています。当社グループでは、2016年に中央研究所の敷地内に咲くキンランを発見して以来、ネットを設置するなどの保護活動を行っています。生息場所も4ヵ所から6ヵ所に増えています。
 現在の中央研究所は、当社グループの新規事業創造を担う拠点として、99年に竣工しました。その目的にふさわしい拠点とすべく、地形や緑をできるだけ残したつくりとなっています。自然をできるだけ残したことが、キンランが自生することにつながったのではないかと推測しています。

 中央研究所以外でも、当社グループでは徳島事業所(徳島市)で絶滅したと考えられていた淡水魚のカワバタモロコを増殖したり、上田日本無線(長野県上田市)で植樹祭用の苗木を育成したりするなど、環境保護活動に積極的に取り組んでいます。

中央研究所敷地内に自生するキンラン(4月16日撮影)

中央研究所敷地内に自生するキンラン(4月16日撮影)

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