ニュースリリース

2013年11月7日

繊維事業の研究開発体制の再編について

 日清紡グループの繊維事業の中核会社である日清紡テキスタイル(株)では、これまでに日本国内を研究開発拠点に位置づけ、生産拠点はインドネシアを中心とする海外にシフトし、グローバルレベルでの最適生産・販売体制を構築しました。このたび、新商品・新技術の開発力のさらなる強化を図るため、国内にある繊維事業の研究開発体制を再編しますのでお知らせいたします。
 繊維事業では2016年3月期までに売上高600億円、営業利益30億円を目指しています。今次の再編により繊維事業の新たな成長に邁進してまいります。

1. 再編の概要

 日清紡テキスタイル美合事業所(愛知県岡崎市)の研究開発部門およびそれに付帯する試験生産設備を子会社の日清デニム(株)(徳島県吉野川市)に移転します。同社敷地内に新たな建屋を建設し、2015年1月の稼働を目指します。

2. 再編の狙い

(1)  美合事業所の研究開発部門では、形態安定シャツの「アポロコット」に代表される樹脂加工の研究開発を行っています。一方、日清デニムはデニムの織布・加工のマザー工場としての役割を担っています。これらの加工技術には共通項が多く、技術面での交流も頻繁に行われています。特に樹脂加工技術は繊維事業の生命線ともいえる最もコアな技術要素であり、この技術の発展・強化なくして繊維事業の成長もあり得ません。樹脂加工技術とデニム加工技術とのシナジーを発揮し、新商品・新技術の開発力をさらに強化します。

(2)  繊維事業の生産拠点はすでに海外シフトが完了しています。なかでもインドネシアでは紡績・織布・加工・縫製の一貫体制が整えられ、一大生産拠点としてフル生産の状態が続いています。現在、紡績設備の省力化投資(3.5億円)や増強投資(5億円)も進行中です。これを機に欧米を中心とする海外の商圏を取り戻していく計画です。そのためにも、研究開発力の強化や品質の追求が不可欠であり、今回の研究開発体制の再編が重要な鍵となります。

(3) 紡績・織布に関しては日清紡テキスタイル藤枝事業所(静岡県藤枝市)が海外拠点へのオペレーティング機能を果たしています。また、熱融着糸(モビロン)は日清紡テキスタイル徳島事業所(徳島市)を開発・生産拠点にしています。今回の再編で、繊維事業の国内事業所は徳島県と静岡県の2県に集約されますが、研究開発部門は徳島県内に結集し、新商品・新技術の開発効率を高めていきます。

日清デニム

日清デニム

日清紡テキスタイル美合事業所 商品開発センター

日清紡テキスタイル美合事業所 商品開発センター

本件に関するお問い合わせは「お問い合わせ」からお願いいたします。