省エネルギー

燃料別エネルギー使用量

日清紡グループのエネルギー使用量は11.89百万GJ(ギガジュール)と前年度比7%増加しました。売上あたりの使用エネルギーに換算すると22.55GJ/百万円となり、前年度比9%増加しました。

主要因は南部化成(株)が新たにグループに加わり、エネルギー使用量が増えたことです。

種類別の内訳では、使用エネルギー全体の72%が購入電力でした。また、使用エネルギー全体の14%が繊維事業のインドネシア子会社2社(PT. Nisshinbo IndonesiaおよびPT. Nikawa Textile Industry)で使用している石炭によるものでした。

エネルギー使用量と売上あたりのエネルギー使用量の推移

エネルギー使用量と売上あたりのエネルギー使用量の推移

事業別エネルギー使用量

エネルギーを最も多く使用したのはブレーキ事業です。エネルギーの使用量が増加した主要因は、南部化成(株)がグループに加わったためです。

事業別エネルギー使用量

事業別エネルギー使用量

LED照明の導入加速

2016年度1年間の新たなLED化の省エネ効果は、日清紡グループ全体で下表の通り3,595MWhとなりました。

電力削減量

事業区分 削減量(MWh)
エレクトロニクス事業 416
ブレーキ事業 1,551
精密機器事業 685
化学品事業 4
繊維事業 314
紙製品事業 92
その他(植物工場他) 533
合計 3,595

植物工場にLED照明を導入

日清紡ホールディングス(株)徳島事業所および藤枝事業所は、完全人工光型植物工場で、いちごの栽培を行っています。栽培用の照明として、従来は蛍光灯を使用していましたが、2016年度にLED照明への交換を開始し、省電力化を図りました。照明電力は植物工場で使用する電力の約60%を占めており、2017年度の削減効果は2,180MWh/年に及ぶ予定です。今後、電力デマンドの低減も期待されます。

※完全人工光型植物工場:閉鎖された空間で、人工光により植物を生産するシステム

蛍光灯
蛍光灯
LED
LED

集塵システムの省エネ化

タイのNisshinbo Somboon Automotive Co., Ltd. (NSA) は、原料の計量・予備成型・研磨・検査などの工程内で発生する粉塵を作業者に吸引させないため、集塵機を4台使用しています。

集塵機には一般の掃除機と同じようにフィルターがあり、定期的にクリーニングをしなければなりません。従来、フィルターの汚れ具合に関係なく一定時間ごとに自動クリーニングを行っていましたが、昨年フィルターに差圧計を取りつけ一定の詰まり具合になったらクリーニングする制御方式に改造しました。これによりクリーニング回数が低減し、電力消費は約485MWh/年の削減となる見込みです。

集塵機
集塵機

環境配慮製品の設計推進

長野日本無線(株)は、「持続可能な社会に貢献する製品」の展開を目標に掲げ、環境配慮製品の設計と拡販を推進しています。

ODM製品※1を中心に、RoHS※2対応部品の選定、低消費電力化、小型化を図っています。例えば、家庭用電気メータ等の検針用無線機の設計において、無線機のリチウム電池交換というメンテナンス作業頻度の低減のために動作時間10年の目標を立て、間欠動作機能や低消費電力設計によりこれを実現しました。

※1 ODM製品(Original Design Manufacturing):取引先のブランド名で販売されるが、自社で開発・設計・生産する製品

※2 RoHS(Restriction of Hazardous Substances):電子・電気機器における、特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令